くるみの病気 ～胡桃的生活・その3～

お気楽に暮らしていたくるみさんですが、
ある日（7ヶ月目頃）、試練が訪れました。
それは、くるみのお腹に
小さな傷が見つかったことから始まりました。

はじめはそれほど心配していなかったのですが、
動物病院への通院を続けても
なかなか傷がよくなりません。
これはもしや、と先生に相談して、
もう一度検査してもらうと、果たして腫瘍が見つかりました。
ハムスターの場合、
単純な脂肪腫と、悪性の腫瘍の
両方が考えられます。
大抵、人間が気づく前に
ハムスター自身が腫瘍のある場所を齧り、
場合によっては自力で腫瘍を取ってしまうこともあるようです。
傷が治らないということは、
自分で傷をつけているのではないかと思ったのです。
普段は絶対に噛まないくるみなのに、
傷のところを触ろうとすると、
渾身の力をこめて噛んできます。
こりゃあヤバイと思ったので（←くるみの容態が）、
先生に相談したところ、
手術で腫瘍を取って、組織検査をするということに決まりました。

ハムスターの場合はちょっとした麻酔の量の間違いでも
死に至るケースがあるので、
手術の日は不安でヤキモキしました。
それでも、病院から「手術は無事終わりました」と連絡が入り、
ほっと一息。
その日は仕事の都合で病院に寄ることができなかったので
翌日、様子を見にいきました。

すると、くるみさんはふてくされたように
寝ているではありませんか！

実は、ふてくされているわけではなくて
傷口を保護するために、
お腹の周りと首の周りを固定されたため、
身動きできなかっただけなのでした。（＾＾；
# ちょうどこの頃、デジカメが壊れて修理に出していたので
# 画像は携帯電話のものしかなかったんです～

術後の経過がよかったので、
2日の入院で自宅療養となりました。

相変わらずお腹の周りはテーピングされていますが、
首周りだけは取ってもらいました。

手術後2日だというのに
この元気はどうでしょう？
頼むからおとなしくしてくれ～～～　(T_T)

術後4日目。

煮干を齧るほどまでに回復しました。
好物のカボチャの種より、
煮干が愛おしいくるみさんです。

そして、お腹周りのテーピングのおかげで
こんなにムキムキマンになってしまいました。（＾＾；

5日目。

くるみの動きが速く、
自分でテープを取ってしまうので
スカートのように肩（←どこ？）から吊ってもらいました。
それでも結局は自分ではずしちゃったんですけどね。

やっぱりゴーヤーが好きなくるみさん。
ちょっとはおとなしくしなさいよっ

8日目。

ようやく抜糸です。
1箇所だけうまく傷がくっついていなかったのですが、
それ以外は糸を外してもらいました。

抜糸直後は、テーピングを
無理矢理自分でとったせいで
皮膚が赤くすりむけていました。
かわいそうですが、自業自得とも言えます。

その4日後。

すりむけた傷はほぼ治りました。
でも、お尻の周りだけ毛がなくて
ヘンなイキモノになっています。
さらに5日後。

うっすらと毛が生えてきました。
さらに5日後。

すっかり毛が生え揃いました。
こうなれば、もう安心です。
体重も60グラム前後まで回復しました（←重すぎ）。

幸い、くるみの腫瘍は脂肪がたまったものが
化膿したために、薬では治らなかったのでした。
悪性の腫瘍ではなくて、本当によかった。
お家のハムスターの様子がおかしいときは
ぜひ信頼のおける病院に連れて行ってあげてくださいね。

コメント 6

くるみちゃん、大変だったんですね。
うちは２代目のハムスターを、悪性で亡くしてるので、
最後まで緊張しながら読みました。脂肪塊でよかった。
ハムスターの手術は、とてもムズカシイけれど、
近くによい病院があるようですね。ほんとよかった。
ゴーヤが好きなんですね。オトナだぁー。
パンといっしょに写ってるくるみちゃん、かわいいです(>_<)
体重は、うちハム２匹で、くるみちゃん１匹分です(^_^;)
by タッジーマッジー (2005-08-29 07:31) 

＞タッジーマッジーさん
初代のハムスターは
お腹に腫瘍ができていたのに
病院に連れて行かなかったので
それをずっと、今でも後悔しています。
初めてのハムスターというのと、経済的な理由で、
どの病院に連れて行けばいいのか、
どうすればいいのか分からなかったからなんです。
2代目は近所のS動物病院というところでお世話になりましたが、
3代目のモアナ以降は、やはり近所のT動物病院というところで
お世話になっています。
S動物病院は先生が1人しかいないのですが
T動物病院の方は複数の先生がいて、
専門の方が診てくれるので安心です。
獣医師の先生も連れて行ったペットの名前を覚えてくれるし
とても扱いのいい病院です。
近くにいい動物病院があって、本当に助かりました。
目の見えなくなった仔猫を保護したときも
この病院でお世話になりました。
# 残念ながら連れて帰った夜のうちに冷たくなってしまいましたけど。
動物を飼うというのは結構お金がかかりますよね。
だから、安易に飼うのではなく、
ちゃんと考えてお家に迎えてほしいな、といつも思っています。
by momo (2005-08-29 16:13) 

テーピング姿が笑っちゃいけないけどおかしくもありかわいくもあり・・・(＾ｍ＾)
寝てるところなんかホントかわいー！＆ムキムキ姿もｗ
すりむけたところもきれいに毛が生えそろってよかったよかった。
手術もしっかり乗り切ってくれてよかったですね。
by momoring (2005-09-02 01:09) 

＞momoringさん
ムキムキマンのハムスターって
なんか変ですよね～
やっぱり若かっただけのことはあって
回復も早かったですね。
あと、秋から冬にかけてだったので
毛の生えるスピードも速かったみたいです。

しかし、変だなあ。
ハムスターの病気のことを書いているだけで
全然“うつ病”については語っていないのに
関連記事は“うつ”ものばっかりじゃないのよ……
by momo (2005-09-02 02:00) 

始めまして　ハムちゃんの腫瘍はやはり多いのですね～
家のハムちゃんもよく　おなかに「？おへそ」な感じのが出来ますね

口に入っても問題ないクリームを薄っすら塗り　現在は完治しておりますが
参考になりました（＿＿）　有難うございます。
by MIYU (2006-06-21 08:31) 

＞MIYUさん
ハムスターって腫瘍ができやすいですよね。
良性ならいいのですが悪性だと大変です……
若いうちだと手術にも耐えられるので
それも一つの選択だと思います。
by momo (2006-06-21 18:49)